マイナ保険証とは?使い方・資格確認書・利用登録

保険

病院の受付で「保険証はお持ちですか?」と聞かれる場面は、いま大きく変わりつつあります。厚生労働省の案内では、従来の健康保険証の新規発行は2024年12月2日以降なくなり、有効期限も2025年12月1日で終了しています。

では、いまは何を持って病院に行けばよいのでしょうか。この記事では、厚生労働省の公式ページをもとに、マイナ保険証(健康保険証として利用登録したマイナンバーカード)と、「資格確認書」の基本を整理します。※手続きの細部は、加入している保険者(協会けんぽ・健保組合・市区町村など)の案内も確認してください。

電卓
電卓(写真:Coyau/Wikimedia Commons/CC BY-SA 3.0)

いま、保険証はどうなっている?

厚生労働省の案内の要点は、次のとおりです。

項目 内容
従来の保険証の新規発行 2024年12月2日以降は発行されない
従来の保険証の有効期限 2025年12月1日で終了
マイナ保険証 マイナンバーカードを健康保険証として使う仕組み。利用登録が必要
マイナ保険証がない人 「資格確認書」が交付される。当分の間、申請不要・無償

つまり、現在の医療機関では、マイナ保険証か、資格確認書のどちらかで受診することになります。まだ手続きをしていない人は、自分の状況を確認しておきましょう。

マイナ保険証を使うには:利用登録の方法

マイナンバーカードを持っているだけでは、保険証としては使えず、健康保険証としての利用登録が必要です。厚生労働省の案内では、次のいずれかで登録できます。

  • マイナポータル、またはマイナアプリから登録する
  • 医療機関・薬局の顔認証付きカードリーダーで登録する
  • セブン銀行ATMで登録する

登録のときには、マイナンバーカードの暗証番号の入力が必要になる場合があります。暗証番号は、他人に知られないよう、自分で管理してください。

登録が済むと、顔認証付きカードリーダーにマイナンバーカードを置き、顔認証または暗証番号で本人確認をして、受診の手続きができます。

資格確認書とは?だれがもらえる?

資格確認書は、マイナ保険証を持っていない(または利用登録をしていない)人が、医療機関で保険資格を確認してもらうための書類です。厚生労働省の案内では、マイナ保険証がない人には、当分の間、申請不要・無償で交付されるとされています。

資格確認書には有効期限があります。届いたら、記載された有効期限を確認し、期限が切れる前に、新しいものが届いているかを保険者のお知らせで確認しましょう。保険者によって、送付のタイミングが異なる場合があります。

電子証明書の有効期限に注意

マイナンバーカードに搭載された電子証明書には、有効期限があります。厚生労働省の案内では、電子証明書の有効期限が切れても、3か月間は保険証として使えるとされています。

ただし、更新をしないまま3か月を過ぎると、保険証として使えなくなります。更新の手続きは、お住まいの市区町村の窓口で行います。期限が近づくと、通知が届くことがあるため、郵便物を見落とさないようにしましょう。

受診するときの流れ(マイナ保険証の場合)

  1. 医療機関の受付で、顔認証付きカードリーダーにマイナンバーカードを置く
  2. 顔認証または暗証番号で本人確認をする
  3. 必要に応じて、薬剤や診療の情報を医師や薬剤師に提供してよいか選ぶ
  4. 受診・会計をする

薬剤や診療の情報を共有するかどうかは、自分で選べます。提供すると、過去の薬の情報などをもとに、診察を受けられる場合があります。

医療費の負担を軽くする制度との関係

高額な医療費の負担を軽くする制度については、「高額療養費制度とは?」で整理しています。病気で長く休む場合の収入の備えは「傷病手当金とは?」を参考にしてください。

関連する内容は、高額療養費制度とは?民間の医療保険は必要?公的制度の基本を整理、傷病手当金とは?支給条件・金額・期間を解説でも解説しています。

よくある失敗と、その防ぎ方

  • 利用登録をしていないまま、病院に行く:マイナポータルなどで、事前に登録を済ませる
  • 電子証明書の期限を忘れる:期限が切れても3か月は使えるが、更新を済ませる
  • 暗証番号を忘れる:忘れたときは、市区町村の窓口で再設定の手続きが必要
  • 資格確認書の期限を確認しない:届いたら、期限をすぐに確認する
  • カードを持ち歩いていない:マイナ保険証を使う日は、カードを忘れずに

家族で確認したいこと:子どもや高齢の家族の場合

保険証の手続きは、家族それぞれの状況で確認が必要です。小さな子どもや、高齢の家族がいる場合は、本人が手続きできないこともあります。代わりの人が手続きできる範囲や、必要な書類は、保険者やお住まいの市区町村の案内を確認してください。

家族の状況 確認したいこと
未成年の子ども マイナンバーカードの取得と、保険証としての利用登録の方法
高齢の家族 暗証番号の管理、受診時に困らないための準備、代理で手続きできるか
カードを持たない家族 資格確認書が届いているか、有効期限はいつか
会社の健康保険に加入 勤務先や健保組合から案内が届いていないか

家族みんなが同じ状態とは限りません。受診の予定があるときは、前もって誰がどの方法で受診するのかを、確認しておくと安心です。

詐欺・個人情報の取り扱いに注意

保険証やマイナンバーカードに関する手続きを装った、不審な連絡や偽のサイトによる被害も起きています。暗証番号や個人情報を、電話やメールで聞き出そうとする連絡には応じないようにしましょう。手続きは、公式のサイトやアプリ、窓口から行うのが基本です。詐欺の見分け方は「[[phishing-fraud-prevention|フィッシング詐欺の防ぎ方]]」で整理しています。

カードや書類をなくしたときは、すぐに保険者や市区町村の窓口に連絡して、必要な手続きを案内してもらいましょう。

引っ越しや転職のときの手続き

引っ越しや転職で加入先の健康保険が変わると、新しい保険者での資格の手続きが必要になります。新しい保険証の代わりとなる資格確認書の送付時期や、マイナ保険証の資格情報が切り替わるタイミングは、保険者によって異なります。転職・退職したら、新しい勤務先や市区町村の案内を確認しましょう。

よくある質問

従来の保険証は、まだ使えますか?

厚生労働省の案内では、従来の保険証の有効期限は2025年12月1日で終了しています。現在は、マイナ保険証または資格確認書を使います。

マイナンバーカードがない場合は、どうすればいいですか?

資格確認書が、当分の間、申請不要・無償で交付されます。保険者からの案内を確認してください。

利用登録は、どこでできますか?

マイナポータルやマイナアプリ、医療機関の顔認証付きカードリーダー、セブン銀行ATMで登録できます。

出典(公式情報):厚生労働省 マイナ保険証について(最終確認日:2026年10月23日)

まとめ:マイナ保険証か資格確認書か。自分の状況を確認

従来の保険証は2025年12月1日で有効期限が終了し、現在はマイナ保険証または資格確認書で受診します。マイナ保険証は利用登録が必要で、電子証明書が切れても3か月は使えます。受診の前に、自分がどちらの状態かを確認しておきましょう。

最終確認日:2026年10月23日。制度・金額・ルールは変更されることがあります。最新の情報は、必ず上記の公式サイトでご確認ください。

本記事は情報提供を目的としており、特定の金融商品の売買・契約を推奨するものではありません。最終的な判断は、ご自身の責任で行ってください。

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