飛行機の機内持ち込み・預け入れルール|液体物・モバイルバッテリー・ライターの注意点

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空港の保安検査で、「これは持ち込めません」と言われて慌てた経験はありませんか?特に国際線は、液体物やモバイルバッテリーのルールが細かく、ちょっとした勘違いで没収されてしまいます。

この記事では、東京都消費生活総合センターの注意喚起や、羽田空港の案内をもとに、間違えやすいポイントを整理します。ルールは航空会社や空港、出発地によって違う場合があるので、必ず利用する航空会社のサイトでも確認してください。

液体物は「100ml以下の容器」+「透明な袋」

国際線では、100mlを超える液体物は、機内に持ち込めません。100ml(g)以下の容器に入れて、容量1リットル以下のジッパー付き透明プラスチック袋にまとめれば、持ち込みOKです。

  • 袋の大きさの目安:正方形なら縦横各20cm以内、長方形なら縦横の合計40cm以内
  • 100mlを超える容器は、中身が少なくてもNG(容器の大きさで判断されます)
  • 医薬品、乳幼児用ミルク・ベビーフード、特別な制限食は、この制限の対象外

100mlを超える化粧水やシャンプーは、預け入れの荷物に入れましょう。保安検査の後に購入した飲み物や免税品は、持ち込めます。

モバイルバッテリーは「預けられない」

これが一番間違えやすいポイントです。モバイルバッテリーやリチウム電池は、預け入れ荷物に入れることができません。必ず機内に持ち込みます。

羽田空港の2026年4月の案内では、持ち込めるのは1人につき最大2個まで、定格量160Wh以下のものとされています。また、機内でモバイルバッテリーへの充電や、モバイルバッテリーからスマホなどへの充電はできません(羽田空港)。

定格量(Wh)が書かれていない場合は、次の式で計算できます。

定格量(Wh)=定格容量(mAh)×定格電圧(V)÷1000

一般的なモバイルバッテリー(5,000〜20,000mAh程度)の多くは、100Wh以下とされています。端子はテープで保護するか、個別のビニール袋に入れましょう。

ライターは「機内のみ」、1個まで

喫煙用のライターや安全マッチは、小型の携帯型を1個のみ機内に持ち込めます。預け入れはできません。オイルライターの燃料や、ライター用の補充ガスは、機内持ち込みも預け入れも原則禁止です(東京都消費生活総合センター)。

化粧品・スプレー缶の扱い

ヘアスプレー、日焼け止め、香水、消毒液などは、機内にも預け入れにも持ち込めます。ただし、1容器0.5kg(L)以下、合計2kg(L)までという条件があります。ガス入りのスプレー缶は、噴射弁をキャップなどで保護しましょう。

国際線の機内に持ち込む場合は、先ほどの液体物のルール(100ml以下)も合わせて適用されます。

持ち込み・預け入れの早見表

品物 機内持ち込み 預け入れ
モバイルバッテリー ○(条件あり) ×
スマホ・PC・カメラ(電池内蔵) ○ ○(電源を切り、保護)
ライター(小型・1個) ○ ×
100mlを超える液体 × ○
ガスカートリッジ、ライター用燃料 × ×

荷造りのときのコツ

保安検査でスムーズに通れるよう、液体物の袋とPC・タブレットは、すぐ取り出せる場所に入れておきましょう。モバイルバッテリーは、必ず手荷物のほうに入れ替えているか、搭乗前に確認してください。

保安検査をスムーズに通るコツ

保安検査場は、混雑する時間帯だと行列ができます。列に並ぶ前に、次の準備をしておくと、スムーズに進めます。

  • ポケットの中の小物(鍵、コイン、スマホ、ベルトなど)は、バッグにまとめておく
  • 液体物を入れた透明な袋と、パソコン・タブレットを、すぐ出せる位置に入れておく
  • 上着や、金属のついた靴は、脱ぐように求められることがあると想定しておく

検査の方法は、空港や国によって異なります。係員の案内に従ってください。

よくある勘違いと、没収されやすいもの

「容器が小さくなっているからOK」と思いがちですが、100mlを超える容器に入っていれば、中身が少なくても持ち込めません。また、「飲みかけのペットボトル」も、液体物として扱われます。保安検査の前に飲み切るか、空にして検査後に給水機などで補充するのが基本です。

刃物類(ハサミ、カッターなど)、工具、スプレー缶、可燃性の液体も、機内への持ち込みが制限される場合があります。海外旅行では、日常的に使うものが対象になっていることもあるので、荷物の中身を一度確認してください。

預け入れ荷物のルールと注意点

預け入れ荷物の重量やサイズの上限は、航空会社と座席クラスによって違います。上限を超えると、追加料金が必要になる場合があります。出発前に、航空会社の公式サイトで確認しておきましょう。LCC(格安航空会社)は、預け入れが有料のことも多いです。

壊れやすいものや、貴重品、必要な薬、パスポートは、預け入れ荷物に入れず、手荷物にします。荷物が遅れて届く「ロストバゲージ」に備えて、1日分の着替えと洗面用品を、機内に持ち込む荷物に入れておくと安心です。

乗り継ぎがあるときの注意

乗り継ぎがある場合は、経由地でも保安検査があり、そのときの液体物のルールが適用されます。購入した免税品の液体物は、封をした透明な袋に入ったまま持っていくなど、条件があります。出発地と経由地の、両方のルールに合わせておくと安心です。

帰りの便で気をつけたいお土産

現地で購入したお酒、化粧水、香水、食品などは、液体物の扱いや、帰国時の持ち込み制限の対象になることがあります。食品や植物の持ち込みは、検疫の関係で制限される場合もあります。購入時にお店で袋の扱いを聞いておくと安心です。

国内線と国際線のルールの違い

液体物の持ち込み制限(100ml以下の容器、透明な袋)は、主に国際線で適用されるルールです。国内線は、国際線ほど厳しくない一方で、スプレー缶やライターなど、危険物の制限は共通です。同じ旅行でも、国内線と国際線を乗り継ぐ場合は、より厳しいほうに合わせると安心です。

モバイルバッテリーの最新ルールを、必ず確認

モバイルバッテリーの扱いは、航空当局の見直しを受けて、近年、変更が続いています。国土交通省の航空局は、2026年2月に、1人2個まで・各160Wh以下・機内での充電や、バッテリーからの充電を禁止する案を公表しています(Impress Watchの報道に基づく。意見募集は3月30日まで)。羽田空港の案内でも、2026年4月時点で、同様の内容が示されています。実際の運用は、航空会社や路線で細かく異なる可能性があるため、搭乗前に、利用する航空会社の公式サイトで最新の案内を確認してください。

荷物の重量・サイズで、慌てないために

  • 預け入れ・機内持ち込みの重量とサイズの上限は、航空会社と座席クラスで異なる
  • LCCは、機内持ち込みの重さ・サイズの制限が厳しめで、超えると追加料金がかかる場合がある
  • 荷物の重さは、出発前に家のはかりで確認しておくと安心

まとめ:迷ったら航空会社のサイトを見よう

ルールは、航空会社や出発・到着する国で違う場合があります。「液体は100ml以下」「バッテリーは機内に」の2つを基本に、迷ったら航空会社の公式サイトで確認してください。持ち物全体は「海外旅行の持ち物リスト」をご覧ください。

出典:羽田空港旅客ターミナル、東京都消費生活総合センター。最終確認日:2026年10月21日。ルールは変更されることがあります。