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【経済学】なぜウェデングドレスは買うのにタキシードはレンタルなの?

この記事は約6分で読めます。

こんにちは!Taikiです。

現在はアメリカのウィスコンシン州にあるLawrence Universityの大学1年生です。
専攻は未定ですが、経済学と数学の二重専攻を考えています。

さて、今回は経済学の授業の課題で聞いたThe Economic Naturalistの著者であるRuss Roberts教授の対談音声を聞いて経済学者の世界の味方が面白いと思ったのでご紹介します。

続編になるので、前編を読んでいない方は前編からどうぞ!

対談の音声は全て英語ですが、もしよければこちらから聞けるので聞いてみてください!

さて、前回の記事では2つの質問を眠かったので投げかけておしまいにしました!

てことで…

今回の記事では、その解説をしていこうと思います。嬉しいことに同学年のTAKUETSUが回答をくれたのでそれを元に進めていきましょう!

Let’s get Started!

結婚式のドレスは購入?レンタル?

結婚式は人生のなかで大きなイベントになるのではないでしょうか?そんな大切なイベントに着ていく服装にはおもしろおかしな現象が起こっています。

女性の結婚式用のドレスはレンタルではなく購するのに、男性のタキシードは購入ではなくレンタルすることが多いのです。

なぜでしょうか?

これに対するTAKUESUくんの回答がこちら!

ドレスの手入れが非常に(タキシードに比べて)面倒な(維持費が高い)ので、供給側としては「客が思ったより安い」値段で(少し価格設定を下げて)売ってしまった方が利益が上がる為。

本題に入る前にTAKUESTUって誰?って思ったそこのあなた!彼の自己紹介を読みところからスタートしてみてはいかがでしょか?

まず、日本でもアメリカでも女性の服装の方が男性の服装の方がより重要視される傾向があります。

男性のタキシードについて考えてみましょう!

男性のタキシードの構成は中に着るワイシャツ、ズボン(パンツ)、ジャケットで構成されています。

日本で学生を経験されたかたでワイシャツを持っていない人はどれくらいいますか?

社会人の皆さん!会社に着ていくスーツの下には何を着ていますか?

ワイシャツではないでしょうか?

このように、多くの男性はすでにワイシャツを保持しており、レンタルするものはズボン(パンツ)、ジャケットのみです!人によっては小物も必要かもしれませんが…

さらに、女性のドレスと比較すると、それぞれのカスタマーに衣装を合わせることは容易な為、多くの在庫を抱える必要がありません。

すなわち、維持費が安いのです。

*多くの人がレンタルしないようなサイズをレンタルするときに追加でお金がかかってしまうのは、レンタルされる回数が少なく、維持費が余分に乗っているからです。

では、女性のドレスはどうでしょうか?

女性のドレスは男性のタキシードのように組み合わせるものではありませんよね?

また、タキシードの裾直しなどに比べると、どうしても手直しが難しく、全ての顧客に対応できるようなドレスを取り扱うためには相当量の在庫が必要です。

在庫が多いということは…

当然、維持費がかかります。

女性のドレスの場合は、維持費の方が高くなってしまうことが多くレンタル事業としては成り立たない良いです。

それにしても結婚式のドレスは高いですよね?今回、この疑問を持ってきた学生は、両親が数十万円で結婚式の為だけドレスを購入したと語っていました。

女性用のウェデングドレスは維持費が高く、ランニングコストがかかる為、レンタル事業に適さないから皆さん高くても購入されるそうです!

人生に一度きり?の結婚式!素敵なドレスが見つかるといいですねっw

観光地でレンタカーをするのとレンタサイクルをするのと値段があまり変わらないのは?なぜ?

新型コロナウイルスの影響でしばらく旅行に行けそうにもありませんが、旅行先でレンタカーを借りるのとレンタサイクルを借りるのとを比較した時、レンタカーの方が安かったり、そこまでレンタサイクルと値段が変わらないことがよくあります。

なぜでしょうか?

レンタサイクルの方が生活に身近な感じがするのではないでしょか?それなのになぜでしょう?

これに対するTAKUESUくんの回答がこちら!

サービスの使用人数が少ない為市場に於いて競合する組織の数がそもそも少ない→価格競争が比較的穏やかな為。

本題に入る前にTAKUESTUって誰?って思ったそこのあなた!彼の自己紹介を読みところからスタートしてみてはいかがでしょか?

さて、運転免許がある皆さんは車と自転車どっちを借りたいですか?

自然豊かなカリフォルニアであれば海辺のサイクリングも楽しそうですが、アメリカの車社会では車の方が残念ながら優勢です。

私が、この問題に初めて出会ったとき疑問が浮かびました!

サービスが売れないのであれば、値段を安くすればいいのではないか!

確かに需要供給曲線を眺めていると価格を下げると同時に顧客が獲得できそうです。

しかし…

レンタサイクルには自転車の日々のメンテナンスや車両代などのランニングコストが存在します。

ランニングコストを下回ってサービスを提供するわけにはいかず、レンタサイクルビジネスは現在のサービス価格で精一杯なのです。

車の方が維持費が高いのでは?と思ったあなた!

車の維持費の方が高いように感じますが、レンタカーに使われる車は基本的に新車です。故障の確率も少ないですし、数年間のレンタカー業務を終えた車は中古車として中古車市場に出回っていきます。

ここで、自転車との大きなさが出てきます。

車は自転車と比べて需要が高いため、リセール価格が高くなりやすく、結果として車を数年間レンタカーとして使うことにそこまでの費用がかからないのです。

また、レンタカー産業は補償やガソリンを入れずに返却された際の手数料のみで十分に黒字なのです。

実際に、レンタカー産業の利潤の多くは付帯サービスからきてるといってもいいぐらいです。

また、顧客あたりの利益が少なくても、レンタカー産業はレンタサイクルに比べて市場が広く塵も積もれば山になると言われるように経営に苦労していないのです。

*新型コロナウイルスがどのように影響したのかわかりませんが…

まとめ

大学では冬学期の1週目が始まりました!Freshman Studiesで読んでいる本も経済学に関係するほんでワクワクしながら読んでいます。

おすすめの本があれば、教えてください!夏休みに頑張って怠けずに読みますっw!

最後に、TAKUESTUって誰だしと思ったそこのあなた!下の自己紹介をみてみてください!

*私は経済学者でも教授でもありません。経済学を専攻することを夢見る大学生です。そこだけお気をつけください。

対談引用元:https://www.econtalk.org/robert-frank-on-dinner-table-economics/#audio-highlights

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